日産のミニバン「セレナ」に「e-power」が
ついに登場しました。
ノートに導入されたe-powerですが、
ノートで培ったe-powerの性能を
ミニバンにも採用しました。
◆特徴
<エクステリア>
e-powerといえばノート同様にグリル部分に
ブルーのラインが入っているところです。
<インテリア>
セレナといえば8人乗り設定のみでした。
スマートマルチセンターシートを使うことで
- 運転席または2列目のひじ掛け
- 運転席~2列目でウォークスルーができる
- 2列目シートが3人掛けになる
- 3列目のテーブルになる
など多彩なシートアレンジができるところが
他社とは違うところでした。
しかし、e-powerではスマートマルチ
センターシートがなく、7人乗りのみの設定で
前から2・2・3となり、5人以上になると
3列目を使うことになります。
これにより、3列目のラゲージスペースを
使うことになるため、収納性が低下します。
しかし、普段から4人以下しか乗らない人に
とっては特に問題はありません。
2列目はキャプテンシートを採用し、
両側にひじ掛けも装備、さらにスライド幅も
伸びたことで2列目の快適性が向上しました。
e-powerのみの設定として
- オートハイビーム機能
- セーフティパックの標識検知
(最高速度、一時停止) - ステアリングヒーター
- シートベルト非装着時警告灯・警告音
(運転席・助手席)
があります。
◆スペック
同じe-powerでもセレナとノートでは
エンジンとモーターはどのように
違うのか調べてみました。
<e-powerのエンジン・モーター比較>
同じエンジン型式でもパワーやトルクは
セレナ用にパワーアップされています。
◆価格
価格は通常のセレナよりも50万増です。
<e-powerの価格表>
グレード | 税込価格 |
X | 2,968,920 |
XV | 3,128,760 |
XV防水シート | 3,161,160 |
ハイウェイスター | 3,178,440 |
ハイウェイスターV | 3,404,160 |
ハイウェイスターV 防水シート |
3,436,560 |
◆ノートよりも慎重に
e-power Driveを使うことで減速時に
強い回生ブレーキがかかりますが、
アクセルの操作に慣れないうちは一人で
練習しましょう。
大人数や荷物が乗っているときには
消費電力が多くなり、回生ブレーキで
回収したいところですが、
強い回生ブレーキをかけることで車酔いや、
荷物が飛び出す危険性があります。
走行モード | ノーマル モード |
e-power Drive | |
Sモード | ECOモード | ||
加速力 | 通常 | 通常 | 緩い |
減速力 | 通常 | 強い | 強い |
◆まとめ
e-powerのお陰で息を吹き返しつつある
日産ですが、セレナe-powerの投入で
完全復活できるのでしょうか。
3月に発売するということは事前にセレナを
検討されている人などに早めに情報を
伝えておかないと販売のハイシーズンを
勝ち抜くのは難しいと思われます。
セレナe-powerの登場で前モデル以前の
ものは査定額が下がってきています。
しかし、セレナe-powerの売れ行き状況に
よってその下げ幅は緩くなったりします。
セレナからの買い替えを検討されている方は
売れ行きの動向と一括査定をして値動きを
確認しましょう。