マツダ、平成29年にもミニバンの生産・開発事業からの撤退へ

2月29日、マツダが平成29年を目途にミニバンの生産・開発事業から撤退する予定であることが判明しました。

 

今後は、世界的な需要が高まっている「SUV(スポーツ用多目的車)」等への生産能力へ力を注ぐ方針です。

 

SUVは北米や中国での需要が高く、該当の国や地域で見込まれるSUV市場の成長を見越した上で、経営資源も集約して業績の拡大を目指すという事です。

 

マツダはこれまで、ファミリー層に人気が高かった「MPV」「プレマシー」「ビアンテ」の3車種を展開してきました。

 

しかし、平成22年に国内で約4万4千台あった販売実績も、他社メーカーとの販売競争激化の影響により、平成27年には国内の販売台数が約1万1千台まで落ち込むなど、苦戦が続いていました。

 

今後の展開としては、日産自動車へOEM(相手先(委託者)ブランド名製造)で供給しているプレマシーなどの車種を含めた生産事業を順次中止していき、次モデルの開発も行わない見込みである事も判明しています。

 

マツダの主力工場である宇品工場(広島市)の生産については、今月から生産が始まったSUV「CX-9」(北米向け車種)へ力を注ぐ方向としています。

 

 

 

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