2015年7月にフルモデルチェンジして以降、
プリウスやアクアのほかにも売れている車があります。
それはシエンタです。
フルモデルチェンジ後のフェイスを見た時、
なんでこんなデザイン?と思った方もいると
思います。
正直私もそうでした。しかし、フルモデル
チェンジ以降、毎月の普通乗用車の
新車販売台数ではTOP10に入り、
月平均7000台ほど売上ており、好調です。
前のモデルよりも確実に売れているのです。
ではどこに魅力があり、売れているのか
購入を検討している予定なので実際に
ディーラーで見てみました。
◆もう2年経っているけど・・・
新モデルが登場して2年以上経過しているにも
関わらずマイナーチェンジをしていません。
多くの車種は1年または2年以内に1度は
マイナーチェンジを行います。
そろそろマイナーチェンジすると
思われますが、その前に特別仕様車の
「クエロ」が登場しました。
仮にマイナーチェンジしても大きく性能が
変わるというわけでなく、安全性能の
標準装備や燃費の向上、エクステリアや
インテリアのちょっとした変更をしたので、
乗りつぶすことを検討する方にとっては
特に気にすることはありません。
マイナーチェンジの情報があれば
購入の際の値引きの口実にできます。
◆見て触って実感
<シートアレンジ>
2列目のシートはスライドしないのが
難点です。3列目は狭く長距離は
不向きです。168cmの私が3列目に
座ってみました。足が延ばせず、
ひざが当たります。子供を乗せる分には
大丈夫なので、子供を乗せるときは
3列目がおススメです。
しかも少し高くなっているので、
3列からの視界もよくなっています。
<ラゲージスペース>
3列目を使うとラゲージスペースはかなり
狭い。実際に使っていたディーラーの方は
「7人乗りで出かけてお土産を買い込んで
しまって、はいらない荷物は2列目の
足場の間にのせました」
と話されていました。
<車中泊>
シートアレンジに難ありです。
2列目がフラットにならないので
その分狭くなることと、3列目のシートの
すきまやデコボコがあるので、
エアーベッドがあるといいのですが
タイヤ部分が狭くなるため、
サイズによっては収まらない可能性が
高いです。
◆試乗して
訪問先のディーラーでは、ハイブリッド車を
試乗しました。
<走り出し・加速>
ハイブリッドなのでスムーズでしたが、
加速においてはアクセルの踏み具合と
加速感が一致しませんでした。
特に上り坂で踏んでもエンジンの音は大きく
なるものの、力強さはイマイチでした。
カタログで見てもトルクはガソリン車の方が
あるので加速が欲しい方はガソリン車を
おススメします。
EVモードも低速限定であり、アクセルの踏み
具合ではすぐにキャンセルになるので
加速感がないまま終わってしまいます。
<乗り心地>
シートの座り心地はまあまあで、
ホールド性が少し弱い感じです。
カーブを曲がる際に体がすこし
もっていかれる感じはあります。
足回りは少し固めですが、クッション性が
あるので街乗りでは気にならない程です。
◆決め手は価格と個性
売れている理由は7人乗りなのに低価格!
そして、カラーバリエーションが豊富で
個性を出しやすい車だからだと考えます。
いつも7人乗りというわけではなく、
たまに使う3列目という感覚であれば
価格にあった車であるといえます。
◆まとめ
総合的に見ても性能が値段相応なんだろう
と思いました。
2列目シートのスライドや3列目を使用しての
ラゲージスペース確保などを考えると
同じトヨタ車であればノアやヴォクシーを
おススメします。
しかし、同じ価格帯でライバルのホンダの
フリードがあります。
フリードの方が売れています。
こちらは2016年9月にフルモデル
チェンジしました。
比べた記事は後日記載いたしますが、
ハイブリッドかガソリンか決まっていたら
乗り比べをしましょう。エンジンの特性が
違うので自分に合った車を選びましょう。
乗ったり触ったりした感想をお互いの
ディーラーで話すことで価格交渉が
やりやすくなりますよ。