「店頭渡し価格」とは

 

車の価格は「車両本体価格・店頭渡し価格・最終支払価格」と表示している事があります。

 

この三つの価格、それぞれ金額はもちろん、それ以外にも違いがあります。

 

販売店が行う「裏技」と併せて紹介します。

 

付属品は、値引く事を前提に高く設定している

 

例として、次の三つの価格を紹介します。

 

「車両本体価格 217万円・店頭渡し価格 225万円・最終支払価格 265万円」の金額の表示があった場合です。

 

車両本体価格は、そのまま車のみの価格ですが、次の店頭渡し価格が8万円高くなっています。

 

この8万円は「付属品」を指しています。付属品とは、フロアマットや泥除けガードなどを合計したものです。

 

ディーラーの「見せかけ値引き」に注意しよう!!

 

この金額を見て「高い」と思いませんか?

 

フロアマットなどの付属品は、強制ではなく任意で設定できるので付けない事も可能です。しかもカー用品店などでお手頃な物も多く販売しています。

 

ここで、「なぜ、そんなカー用品店でも買える物を高く設定しているのか」との疑問が湧いてきます。

 

それは、これらの付属品は「値引きする事を前提に高く設定」しているからです。

 

さらに言うと、交渉の結果、8万円値引きを成功させたとしても、それは単純に「付属品分の値引き」に成功しただけであって、肝心の「車両本体価格の値引き」には反映されていない事になります。

 

これが販売店の「見せかけ値引き」です。

 

必要ない付属品も計上するケースもある

 

別のケースでは、車によっては付属品の内容を変えて計上している販売店も存在しています。

 

例えば、まずオプションを設定してドレスアップを行った後、その流れで付属品をつけたとします。

 

その結果、総額が30万円になった場合に値引き交渉で30万円引いたとしても、付属品の金額がゼロになっただけで、車両本体価格には全く関係ありません。

 

「見せかけ値引き」に惑わされる事の無いように注意をしましょう。
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