2019年9月28日埼玉県深谷市の県道交差点で、右折しようとした農業男性のトラックと、会社員男性のバイクが衝突する事故が発生。
バイクに乗っていた男性は腹部を強く打ち、搬送先の病院で死亡してしまいました。
警察によると、事故の現場は信号機や横断歩道のない交差点だったそうで、現在も原因を捜査しているそうです。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190930-00010003-saitama-l11
バイクと車の交通事故!応急処置はどうしたらいい?
車とバイクによる事故の場合、たいていはバイクの運転手に大きな怪我を負わせている可能性が非常に高く、スピードや衝突の大きさによっては命にも関わる重症を負っている可能性もあります。
一刻も早く救急車を呼び、運転手の怪我の様子や出血量、意識の有無を電話で伝え、応急処置の指示を貰うのがいいでしょう。
この場合は救急車を要請し、2次被害を出さないためにも怪我をした人を安全な場所まで運びましょう。
走行している車がスピードをあまり出しておらず、一見怪我がないように思えても思いのほか体への衝撃は大きいものです。
転落した側の人も、意識があってどこも怪我をしていない場合でも念のために病院で検査を受けるようにしましょう。
応急処置や安全確保の確認ができたら、同時に警察に事故を起こしたことを連絡しして立証見分に立ち合います。
この事故の現場には信号機や横断歩道がない道路だったので、
- スピードを出し過ぎていなかったか
- 一時停止をきちんとしたか
- どちらの道路が優先道路だったのか
- パッシングなどできちんと合図を出したか
これらのことが重要視されます。
車とバイクの事故でも過失割合次第で賠償金の額も変わってくるため、できる限り詳細を伝えて事故が起きた経緯を説明しましょう。
バイク事故ならではの賠償金の算出法とは?
今回の事故ではバイクを運転していた男性が搬送先の病院で亡くなりましたが、車よりも衝撃を受けやすいバイクは車同士の事故よりも重症化しやすく、後遺症が残ったり死亡させてしまうことも珍しくはありません。
そのため、バイク事故ならではの賠償金の算出がされることを覚えておきましょう。
賠償金の額の程度はもちろん過失割合も反映しますが、事故後の応急処置の対応の仕方によっても金額が変わってきます。
例えば、バイクとの事故を起こしたにもかかわらず応急処置が遅れたり、ひき逃げをした場合などはその過失も慰謝料に上乗せされて請求されます。
被害者の怪我の程度によっては、
- 入通院慰謝料
- 後遺障害慰謝料
- 死亡慰謝料
これらの慰謝料が発生します。
また、等級によっても金額に影響を与えてしまうので、バイク事故を起こした場合は速やかに最善を尽くすことが大切です。
ただ、バイク側にも道路交通法違反があった場合には、損害賠償の金額が下がる場合もあります。
ドライブレコーダーなどで証拠が残っている場合は提示し、適切な賠償金額を支払いましょう。
まとめ
バイクとの事故は一般的な事故に比べて衝撃が強く、応急処置が遅れるだけで怪我の程度が重症化したり、最悪の場合は死亡事故にもつながります。
事故現場の状況や違反の有無、応急処置の対応法によっても賠償金が大きく変わることを頭に入れておきましょう。