2019年10月9日午前5時40分頃に名古屋市緑区で軽乗用車と縁石に女性が挟まれていると通報がありました。現場近くに在住する80代女性と身元が判明し、病院に搬送。まもなく死亡が確認されました。
事故現場はゴミ収集所付近で、資源ゴミが後部座席に積まれていたもよう。女性が車を降りた直後に事故が発生。車のエンジンがかかったままという事もあり、何らかの理由で車が動き挟まれたのではと現在も調査中のようです。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00013904-cbcv-l23
自分の車に挟まれた場合どのような行動をとればいい?
自分の車に挟まれたり下敷きになり動けない場合はどのような行動をとればいいのでしょうか?どこに連絡すればいいのでしょうか?
電話や近所の方に助けてもらい119番でレスキューを呼ぶ
車に挟まれ動けない状態でしたらまずは119番通報で「レスキュー」を要請しましょう。
スマホや携帯電話などを所持していない場合は出来るだけ大きな音を鳴らし近所の方に助けを求めましょう。
119番通報電話の内容
119番通報したら「火災ですか?救急ですか?」と聞かれますので「車に挟まれている状態なのでレスキューをお願いします。」と答えましょう。
具体的な住所がわかる場合は住所を。そうでない場合は目印を伝え、出来るだけ迅速に状況を伝えることが大切です。
119番通報したら自動的に110番にも繋がります
事故の場合は119番通報したら自動的に110番に出動要請がかかるシステムになります。同時に110番通報した場合も怪我人がいる場合は119番に要請がかかります。
今回の場合だと挟まれているので人命優先の119番通報を優先という形が正解といえるでしょう。
長時間の下敷きになった場合災害病とも呼ばれる「クラッシュ症候群」という症状が特に現れない病にかかる場合があります。
クラッシュ症候群は命の危険もあるため、より早い救助が不可欠。いち早くレスキューを呼び救助を要することが何よりも重要です。
命の危険が回避できたら、保険会社やロードサービスなど必要に応じて連絡していきましょう。
自分の車に挟まれ死亡…慰謝料や保険金は発生するの?
今回の事故の場合、相手が誰もいないので一般的な人身事故で取り扱われる対人補償や対物補償などは対象外になります。
しかし、保険会社によっては人身傷害補償の車外補償型の特約に加入していれば補償が受けれることがあります。(歩行者としての補償)
金額は人身傷害保険の初期設定に応じて慰謝料・休業損害・遺失利益など限度額が決まっていますので、予め任意保険加入前に確認しましょう。
まとめ
自分の車に挟まれた場合、原則的には保険対象外でも特約などの保険内容次第では補償が受けられる事がわかりました。
しかし、今回の事故は停車中の車が動き出したということですが未然に防ぐことはできなかったのでしょうか?
事故の原因は詳しくは出回っていませんが、推測の一つとして
- ドライブに入れたままサイドブレーキを引いていた
- サイドブレーキのワイヤーが切れた
- サイドブレーキを引いていなかった
などテクニカルな要因から車本体の故障など色々と考えられます。
今一度、車のメンテナンスや動作確認をチェックし、安全運転を心がけることが一番の予防対策かもしれません。