前回に引き続き“夢の新技術”ガソリン圧縮着火式エンジンの「SKYACTIV-X」を初搭載し、マツダの新世代を担うモデルMazda3事アクセラについて書いていきます。
内装編
「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」の考え方は室内にも反映されます。「人間を中心に設計する」という思想に基づき、例えば脊柱が自然なS字を描くようなシート設計などがされています。内装は非常に作り込まれていてあのベンツAクラスやアウディA1を超えたとも言われております。アテンザ好きの私からしてもアテンザとの上下関係を無視しているくらい作り込まれていると思います。私個人の意見としては、アテンザには更に上を行って欲しいです。
シンプルでシックにまとめ上げられた新型マツダ3のインテリア。基本デザインは現行型のイメージを踏襲しつつ、洗練化を図っていてダッシュボードのトップがフラットで余分な突起や切り欠きがないのが印象的です。やはりここも、マツダの走りへのこだわりがつまっておりますね。
マツダの引き算の美学。すごくカッコいいのですが、個人的にはもう少し収納なんかが有ると嬉しいなぁと思います。車は意外と小物が多くなりがちなので、日本らしく見えないところに収納できると更に良い気がしますね。
安全装備
【マツダ・レーダークルーズコントロール】
前を走る車が遅ければ、いつの間にか車間距離も縮まります。そりゃそうですよね。前方車両が時速40キロ、こっちが時速50キロなら、こっちの方が早いんですから。
そんな前方車両の速度も計算しつつ、車間距離をバッチリ安全に維持。
【アダプティブ・フロントライティングシステム】
高速道路での急カーブ▶︎▶︎▶︎って案内板とかありますけど、暗い夜道では見えにくかったりしませんか。
案内板があればマシですが、単なるガードレールで急カーブ、見にくいとヒヤヒヤします。そんな視界に入りにくい状態を勝手に改善。お助けビーム発射するのがアダプティブ・フロントライティングシステム。
ドライバーのハンドルさばきから察知して、照らして欲しい角度を気を利かせて照らします。うん、賢い。
【アダプティブ・LEDヘッドライト】
急カーブに限らず夜道は暗くて危険がいっぱい。面倒っちいヘッドライトのON/OFFを自動で調整して、いつでも見やすく視界をクリアにしてくれます。
一般道で見落としたら一大事!の自転車や歩行者キャッチもお手の物。周りをよく見て運転出来ます。
【ハイビーム・コントロールシステム】
いくら明るい視界を確保したいからといっても、対向車には大迷惑。ハイビーム攻撃は目がチカチカして運転にも支障が出ますね。
対向車が来たらロービーム、すれ違ってまた遠方を見やすくハイビーム、この切り替えも勝手に気を利かせてやってくれます。ナイス!
【レーン・キープアシストシステム】
整備された道路はだいたいちゃんと線が書いてあります。舗装が悪くて薄くなってるとか、砂利道はこの際気にしないでください(笑)
で、線に沿って走らなきゃ事故の元。真っ直ぐちゃんと走れるようアシストするシステムも付いてます。お行儀悪くオラオラ走りすると、お仕置きシステムも完備です。
【車両逸脱警報システム】
お行儀悪い子には、レーンはみ出し走行で口やかましくお叱りの警報が鳴ります。地味に疲れて、ついウッカリで車線はみ出した場合も警報は鳴りますけど、そっと優しくダメ出しアラート。
ちなみに車線変更でレーン外れる時は黙認してくれます。ありがたい。
【アドバンスト・スマートシティ・ブレーキサポート】
ついウッカリは、どんなベテランドライバーにも起こるもの。一般道で気付いたら前走車が、ということが起こりにくいよう、ブレーキをアシスト。
接触事故の衝突回避が出来るかもしれないお助けシステムが発動します。これがあれば万が一の衝突時の衝撃も軽減出来るかも。
【スマートシティ・ブレーキサポート】
前をよく見て運転するのは当たり前ですが、ちょっと待った。後ろの車も気にしてますか。バックした時、後ろの車にゴッツンしないよう、後方注意不足でもブレーキでアシストしてくれます。
この場合にも衝突回避・衝撃緩和が可能になるかも。
【AT誤発進抑制制御(前進時)】
最近よくあるコンビニやスーパーに突っ込む事故。お店には突撃してはいけません。突っ込みたいなら、お笑い番組で芸人さんにTVに向かってひとりツッコミして下さい。
アクセルとブレーキ踏み間違えが起こす悲劇は、AT誤発進抑制制御システムでブレーキ作動で未然に防ぎます。
【AT誤発進抑制制御(後退時)】
前に突っ込む場合もあれば、バックで後ろの壁に突っ込む場合も。後ろの壁にドン!とぶつかることは「壁ドン」とは言いません。
そんなエセ壁ドンもブレーキアシストで未然に防ぎます。
【ブラインドスポット・モニタリング】
車線変更、実は斜めに車がいた、ププッーーーってクラクション鳴らされた経験はありませんか。
特に夜間は目視しにくい黒や紺の車は、忍者さながらに走ってます。居たんかい!って気付かずヒヤヒヤしないよう、斜め後ろに車がいたら、警報でお知らせ。
【リアクロス・トラフィックアラート】
居たんかい!と気付きにくいのは、駐車場の出庫時にもありますね。こっちも気付かず、通り抜ける相手の車も、よもや今出てくるとは思わなんだ。危うくぶつかる!そんな危険も警報でお知らせ。
【ブラインドスポット・モニタリング】
車線変更、実は斜めに車がいた、ププッーーーってクラクション鳴らされた経験はありませんか。
特に夜間は目視しにくい黒や紺の車は、忍者さながらに走ってます。居たんかい!って気付かずヒヤヒヤしないよう、斜め後ろに車がいたら、警報でお知らせ。
【リアクロス・トラフィックアラート】
居たんかい!と気付きにくいのは、駐車場の出庫時にもありますね。こっちも気付かず、通り抜ける相手の車も、よもや今出てくるとは思わなんだ。危うくぶつかる!そんな危険も警報でお知らせ。
【360°ビュー・モニター】
ヒトの両目って、ほぼ平面の顔面上にありますね。左右の視野は重なる部分もあって、見える範囲は約120度。上方は60度で下方は70度。総合的に言うと全方位180度から200度の視野範囲になってます。
もちろん後方まで見えませんね。それ以外にも必ずどっか死角があります。両目が顔の側面寄りに付いてる馬とかの草食動物系は360°見渡せたりするそうです。
マツダの安全技術には、馬並みの視界を人工的に装備しました。それが360°ビューモニター。死角になりやすい場所も、前方・後方・左右に設置したモニターで映像として捉えて、運転中に見えにくい状況のお助けをしてくれます。
人間だもの。全部は見えぬ。運転技術に不安があっても、安全確認に役立つサポート体制が整ってます。
…という感じでしっかりバッチリ多種多様な安全策がご用意されてます。これは全て現行アクセラ標準装備。
なので新型アクセラにもグレード云々抜きにして、全車i-ACTIVAENSEの安全機能をフル装備、ガッツリ安心な車になって登場すると思われます。
ただ、自動運転技術に関しては、まだ開発途中のようです。本格的に取り組むのは、2020年から実験を開始し、2025年までには実用化したいなーという「マツダ・コ・パイロット」という運転技術。
これは未完状態なので、今回の新型アクセラには採用されないでしょう。自動運転技術を抜きにしても、これだけ充分な安全装備は備わるはずなので、ご安心を。