横断歩道とクルマと歩行者

JAFは8月15日~9月14日までの一か月間に
全国の信号機のない横断歩道における
歩行者優先について実態調査を行い、
集計結果をまとめました。

本来横断歩道において歩行者が優先です。
横断歩道を横断しようとする歩行者等が
あるときは、横断歩道の直前で一旦停止し、
かつ、その通行を妨げてはいけないと
交通ルールで定められています。

今年の結果はどうなったか確認して
みましょう。

◆調査内容

各都道府県2か所ずつ計94か所で
実施しました。信号機が設置されていない
横断歩道で、横断歩道を通過する車両が
調査対象です。

期間中の全国対象車両総数は10,251台
でした。

 

◆結果

歩行者が渡ろうとしている場面での
一時停止した車は867台で全体では
8.5%と前年の7.6%より0.9%
増加しました。しかし、依然として
1割を下回る結果となりました。

そんな中、94か所中全く止まらなかった
箇所が2か所ありました。
去年の8か所に比べると改善されました。

また、一時停止率が一番高かった県は
去年に引き続き長野県でした。
長野県では2か所平均64.2%でした。

 

◆アンケートの回答

アンケートの行い、以下のような回答が
ドライバー側と歩行者側で得られました。

〇ドライバーが一時停止しない理由

  1. 自車が停止しても対向車が停止せず
    危ないから
  2. 後続から車が来ておらず、自車が
    通り過ぎれば渡れるため
  3. 横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか
    わからないから
  4. 一時停止した際に後続車から追突されそう
    になる(追突されたことがある)から
  5. 横断歩道に歩行者がいても譲られることが
    あるから

 

〇歩行者の経験

  1. 通過する車が途切れるまで渡れなかった
  2. いつも車が通り過ぎるまで待つので、
    不快や危険な思いをしたことがない
  3. 車が一時停止せず追突されそうになった
    (追突された)ことがある
  4. ドライバーが歩行者と意図的に目を
    合わせない(こちらを見ない・確認しない)
  5. 子供が手を挙げて渡ろうとしても
    無視されることが多い

 

◆まとめ

信号のない横断歩道に人がいたら優先的に
渡らせることが交通ルールですが、
道路の状況によっては譲ることができない
こともあると思います。
また、ドライバーは歩行者を認識しなければ
いけませんが、ドライバーも歩行者を
凝視できるわけではありません。

歩行者もわたる意思表示をしてほしいという
点があると思います。
「優先なんだから当たり前でしょ?」では、
ドライバーからすれば嫌な気持になります。

横断歩道の前にひし形の表示が道路に
あるのでドライバーも横断歩道があることを
認識し、歩行者がいないかの確認を
心がけましょう。

お互いに謙虚な気持ちで行動しましょう。
みんなが気持ちよく安全に過ごせるクルマ
社会をみんなで取り組んでいきましょう。

◆横断歩道についての最新調査+事例

横断歩道に色がついていると事故が減る

最近整備されている道路を見ると、車と歩行者が別々の信号を見ている「歩車分離式」があります。

これは車用の信号が青の時に横断歩道が赤となり、横断歩道顔の時には車からの信号が赤となります。

通過する時間がかかってしまうデメリットもありますが、歩行者と車の安全を考えた上では有効な手段とも言えます。

そんな中、様々な自治体で横断歩道に色を付けてドライバーに注意環境する実験が行われております。その結果、横断歩道に色をつけるだけで事故が減ったという報告もありますし、横断歩道を渡る歩行者からしても注意して状況を見るようになったと報告が上がっています。

歩行者も横断歩道を守る意識が必要

横断歩道に色をつけるだけで事故が減るということではなく、歩行者側にも横断歩道を守る意識が必要となります。

車と歩行者の事故で多いのが、横断歩道がない車道を歩行者が歩きそれに気付かず車が衝突してしまうことで起こる事故も増えています。

また、時間帯も深夜から早朝にかけて車は歩行者を発見しにくい時間帯に増えています。横断歩道を守り道路を渡ることは時間的にそうかからないので、そういう手間を惜しまず自分の体を守るためにも歩行者でも横断歩道を守る意識は必要となります。

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