台風で川が氾濫し、車中に取り残され死亡。冠水した時はどうすればいい?

20191016日、関東や東海地方、東北の一部地域を中心に大きな被害を出した台風19号。

 

この台風による川の氾濫で道路が冠水し、宮城県に住む女性(58)が車ごと流され、川に転落して亡くなるという事故が起こりました。

 

亡くなった女性は水圧によってドアが開かずに車に閉じ込められた状態で水流に流され、そのまま立往生してしまったようです。

 

車の中から夫に連絡をし消防の救助を待っていたそうですがそのまま連絡が途絶え、翌13日に川へ転落した車の中から遺体で発見されてしまいました。

 

消防によると、午後3時すぎ頃までは連絡を取ることができていたそうで、夜を徹しての懸命な捜索もむなしく、女性の乗った車を見つけ出すことができなかったそうです。

 

天災に巻き込まれる形となったこの事故を振り返り、妻を亡くした男性は「仕事に行くのを止めたり、身動きが取れなくなった時にすぐに車の外に出るように助言したりするなど、もっとできることがあったのではないかと後悔しています」とインタビューで答えており、いたたまれない冠水事故となってしまいました。

 

ゲリラ豪雨や台風で車が冠水!車の中でどうするべき?

車が冠水してしまった場合、車の中に留まるべきか一刻も早く外に出るべきか悩むところですよね。

 

走行中の車が冠水してしまった場合、進行方向とは逆の方向へ脱出すれば水位も少なく、比較的身の安全の確保をしやすい状態にあります。

 

また、近くに高台になっている場所があればそちらへ向かうのも身の安全を確保するためには最適な方法です。

 

前方に大きな水たまりがあり、そのまま前進して冠水してしまった場合には慌てずに車のドアを開け、車外へ脱出して安全確保を行いましょう。

 

ただ、水かさがどんどん増して水圧でドアが開けられなかった場合は要注意。

 

車への浸水が進むと大人の男性の力でもドアをこじ開けるのは難しく、窓からの脱出をすることも想定されます。

 

ただしこの方法は窓ガラスを割るための専用ハンマーなどを車に載せていた時の話で、窓が開かない場合には車の中で救助を要請しなければいけません。

 

また、浸水している水位や水の流れの速さによっては、外に出た方が危険なため無理に外に出ようとせず、クラクションを鳴らすなどして周囲に助けを求めましょう。

 

天候や周りの状態によって対処法も変わってきます。

 

なによりも慌てることが1番良くないので、水の速さや水位の様子を確かめながら安全確保を行いましょう。

 

車の浸水や冠水事故、保険はどうなる?

車が浸水した場合や冠水事故を起こした場合、電気系統のショートやエンジンの不具合、なにより車の中が汚れてしまうため修理やクリーニングが必要になります。

 

車両保険が降りるのであれば頼りたいところですが、この場合には加入している保険内容に左右されるため、自分の保険プランをもう一度確認しておきましょう。

 

鯛津宇や高潮による洪水によって道路が冠水し、車が被害にあった場合には「水害」の扱いになるため修繕費が降りる場合は多いのですが、自信や噴火などによって起こった津波に対しては特約を付けていなければカバーできていない可能性が非常に高く、実費修理になる場合もあります。

 

車両保険の特約は任意で追加するオプションなので、地震や噴火が原因の車の修繕を検討している人は保険会社に問い合わせてみましょう。

 

まとめ

道路の冠水で車が立往生してしまった場合、水かさの増すスピードはあなどれないため一刻も早く車の外へ脱出する必要があります。

 

脱出が遅れてしまうと車ごと流されてしまうこともあることをしっかりと頭に入れておきましょう。

愛車の査定額をチェック!

無料&1分でわかるよー!

ズバットzubat

かんたんに無料一括査定できるので、現在の愛車価格を知ることで車購入計画が具体的になるかも!
⇒査定したからって絶対に 愛車を売る必要はない ので気軽に査定額チェックしてみよう!
ズバット査定スタート! ズバット