1月15日午前8時50分ごろ、沖縄市泡瀬付近の県道85号線で乗用車が右折し、自転車に接触する事故が発生。自動車は比屋根方面へ逃走。自転車に乗っていた女性は命に別条はないものの手足に軽傷を負った。警察はひき逃げ事故と判断し、現在も捜査中のもよう。
出典:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1043512.html
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車と自転車の接触事故…どのように対応すればいい?
今回の事故は「ひき逃げ事故」ですが、車と自転車の衝突事故は本来どのように対応すればいいでしょうか?まずはけが人に対する迅速な対応が求められます。
- けが人の介抱
- 近隣の人に助けを求め、110番・119番に通報
- 警察・救急の到着を待つ間にけが人の介抱
- 警察が到着したら事故の状況を説明(実況見分)
- どこかのタイミングで任意保険・必要ならロードサービスの手配
手順を箇条書きしてみました。けが人の介抱が最重要項目になります。けが人を放置すれば罪に問われることさえあるくらいです。通報先は110番よりも、人命優先の119番通報の方が良いでしょう。どちらに電話しても内容を話せば相互で連絡を取り合ってくれます。
警察が到着したら現場の指示に従いましょう。
車と乗用車の接触事故!過失割合を決定するポイントは?
道交法で【自転車】は立派な車両の一つ。加害者側が危険行為など明らかな違反をしていないかぎり過失を負うことも。それでも、「自動車VS自転車」だと自転車が交通弱者として捉えられる傾向にあります。
例)を挙げると自動車・自転車ともに信号が赤だと仮定した場合、衝突事故が起きたら過失割合は【自動車70:自転車30】が一般的です。
では、過失割合を決定するポイントは何なのでしょうか?
1・事故現場が交差点か?道路か?
事故現場が交差点かどうかは大きな判断基準です。例えば、交差点ではない道路を自転車が横断してきた…なんて事故は過失割合に影響するでしょう。
2・道路の幅(住宅地・幹線道路)
また、道路の種類でも過失割合に響きます。住宅地などは自転車が優遇されやすければ、幹線道路を中心とした大きな道路では、自動車の回避状況がより大きく加味されるでしょう。双方の道路幅も判断基準の一つです。
3・交差点の信号の有無・色
当然ですが、交差点の信号の有無・色も過失割合に関係してきます。例え自転車といえど【信号無視】など交通違反を犯しているとグッと割合が下がるでしょう。
4・時間帯・天候
過失割合は時間帯・天候も判断基準に含まれます。朝や昼など、見通しが良い時間帯は自動車が不利になります。逆に深夜など暗闇で自転車が反射鏡をつけていないなど、確認しづらい場合なども考慮されます。天候(雪・霧・雨)も同じ理由です。
5・重過失
例えば自転車にブレーキを付けていなかったり、飲酒運転・ながら運転など双方ともに重過失が認められた場合も割合に影響を及ぼします。
まとめ
今回の事故は悲しいことに、加害者の方が走り去ってしまったようです。けが人を放置して逃げた場合は刑事罰に問われることもあります。また、過失割合にも影響を与えるでしょう。避けられない責任は、キチンと受け取ることも、ドライバーの務め。このような事故を起こさないように、普段から安全運転をしっかりと心がけることが何より重要でしょう。