一体何がいるの？車検に必要なものを徹底紹介

車を所有していると、2年に一度訪れる「車検」ですが、毎回車検の前には「手続きには何がいるんだっけ？」と直前にバタバタすることってありませんか？

頻繁にするのならともかく、2年に一度であるがゆえ、その時必要な書類を毎回覚えてないためについうっかり忘れることもあるでしょう。

そこで、今回は車検に必要な書類についてご紹介します。

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車検の時に必ず必要な書類

車検には、

・整備工場（ディーラー車検含む）で受ける車検
・自分で行うユーザー車検

と分けることができます。
以下でそれぞれ詳しくご紹介します。また、すべての車検で印鑑（認印）も必要になることも覚えておきましょう。

最も一般的な車検方法でもあるディーラーや整備工場に車検をお願いする時に必要な書類は以下の通りとなります。

・自動車検査証（車検証）
・自動車税納税証明書（継続検査用）
・自賠責保険証

車検証とは車を運行するための必要事項が記載され、その車の身分証明証といえる重要な書類で、車に常備しておかなければいけません。
そのため、もし無くした時はすぐに再発行してもらわなければいけません。

その場合は、紛失したナンバーと同じ所轄の車検場（陸運支局や自動車検査登録事務所）で再発行の手続きを取る必要があります。
また、引越し住所が変わる場合も必ず変更手続きを管轄の陸運支局で行うようにしましょう。

自動車税は、4月1日現在に車の所有者に対し課税される税金のことです。
ローンで購入した場合や所有権がディーラー等にある場合では課税対象は購入者である使用者ということになります。

また、5月末までに金融機関で納税を済ませた場合は、その時に受け取った半券が納税証明となるため、車検証と一緒に保管しておきましょう。
もし紛失した場合は管轄の都道府県の税事務所で再発行を受けることができますのでご安心ください。

また、以下の条件を満たしている場合は車検時に省略することができます。

・自動車税を滞納していない
・自動車税を納税してから4週間以上は経過している
・「富山県」「福井県」「長野県」「岐阜県」「三重県」「大阪府」「兵庫県」「鳥取県」「岡山県」「愛媛県」「佐賀県」「鹿児島県」のナンバーではない。

自賠責保険とは、車を購入する時に必ず入る保険であるため、強制保険とも言われています。
よく任意保険と間違われることもありますが、「自賠責保険＝強制保険」ということを覚えておきましょう。

この書類を紛失してしまった時は契約している保険代理店で車検前に事前に再発行を受けるようにしてください。
その場合は再発行までに数日かかることがあるため、注意しましょう。

自分で車検を受ける「ユーザー車検」を受ける場合に必要な書類は以下の通りになります。
まず次の3種類は上記でご紹介した整備工場で受けるときに必要なものと同じです。

・自動車検査証（車検証）
・自動車税納税証明書（継続検査用）
・自賠責保険証

さらに以下の書類が必要となります。

・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・継続検査申請書
・定期点検整備記録簿

ユーザー車検で新たに必要なものを以下で詳しくご紹介しますね。

自動車検査票は「車検・構造等変更検査・新規登録検査」の各項目の検査の合否が記録されます。この書類は陸運支局で受け取ることができるため、無くしてしまっても現地ですぐにもらうことができます。

ただし、合格印が押されてから書類をなくしてしまうと、スムーズに検査をすすめられない可能性があるため注意しましょう。

自動車重量税納付書は、重量税を納付する時に提出する書類となり、車検を受ける際にはこの納付書に印紙を貼って提出する必要があります。
納付金額は車の排気量や区分、燃費によって金額が違うため、事前に確認しておきましょう。

継続検査申請書は車検証を発行してもらう時に必要なもので、陸運支局の用紙窓口で100円程度で販売されています。

12ヶ月点検などの法的点検の内容が記載されている定期点検整備記録簿は車を購入したタイミングにもらうか、整備振興会で150円程度で買うことができます。

この書類を再発行する時はその車が新車で販売されたお店に問い合わせる必要があり、万が一そのお店に販売したというデータが残っていなければ再発行できない場合があるため無くさないようにしましょう。

車検の時に必ず必要ではないものの、常に車に備え付けておかなければいけないものがあります。

それは「定期点検整備記録簿」という前回の車検状況や検査前の点検結果を記録する用紙です。
この書類は道路運送車両法では、車検証は車に備え付けておかなければいけないと規定されていますので、車の書類一式はすべて助手席のグローブボックスに入れておきましょう。

車検に必要な書類は一見漢字ばかりで何が何だかわからないと思いますが。今回ご紹介した必要な書類は一つ一つ確認すると案外難しくありません。

また、お店に出す時と自分でする時とでは必要な書類が異なるため、車検前は今回ご紹介した記事を参考に必要書類を揃えておきましょう。