ガソリンスタンドでは、
「レギュラー(ガソリン)」
「ハイオク(ガソリン)」
「軽油(ディーゼル)」
という3つのノズルがあります。
多くの人が、
レギュラーガソリンを
入れていると思いますが、
運転免許とりたての人や、
初めて車を買った人などは、
自分の車にどの種類のオイルを
入れれば良いのかわからない人も
多いのかもしれません。
「軽自動車=軽油」と思っている人もいて、
時々ガソリン車に軽油を間違えて
入れてしまう人もいます。
最近はセルフスタンドが
多くなっていますので、
知っていてもつい間違えてしまう時も
ありますよね。
そんな時、いったいどんな不具合が
おきるんでしょうか。
ガソリンと軽油の違い
![41a5b03ddc6eb7c234e837467a26cceb_s](https://www.car-satei.org/wp-content/uploads/2016/11/41a5b03ddc6eb7c234e837467a26cceb_s.jpg)
ガソリンと軽油の違いは
沸点にあります。
ガソリンの方が沸点が低く、
常温でもよく燃えます。
逆に軽油は沸点が高く、
高温で燃焼します。
また、ガソリンは引火しやすい、
軽油は着火しやすいという
特徴があるため、
エンジンはそれぞれの特徴を
活かしてつくられています。
ガソリンエンジンでは
スーパープラグで火花を起こし、
ガソリンに引火させます。
一方ディーゼルエンジンは、
圧力をかけて軽油自体の温度を上げ、
自然発火させる仕組みです。
同じ石油から作られた燃料ですが、
その特徴を活かして作られたエンジンは、
全く異なる性質を持っているんです。
ガソリン車に軽油(ディーゼル)をいれてしまった場合
![67d86afa4cefd63682b38d348a5873a1_s](https://www.car-satei.org/wp-content/uploads/2016/11/67d86afa4cefd63682b38d348a5873a1_s.jpg)
給油するとき、
大抵の場合は燃料が残った状態です。
なので、ガソリン車に軽油を
入れてしまって、
そのままエンジンをかけても、
すぐにトラブルが発生することは
ないです。
残っていた燃料の割合にもよりますが、
ガソリンの割合が少なくなる頃から
エンジンからチリチリと
異音が聞こえたり、振動がおこったり、
マフラーから黒煙が出はじめます。
これをノッキングといい、
ノッキングを放置しておくと
エンジンに大きな損傷を
与えてしまうことになります。
初めの方に気づければ、
プラグの交換程度で直ることもあるので、
なんかエンジンの調子がおかしい
と思ったら、すぐに車を停めて、
レッカーなどを対処しましょう!
軽油(ディーゼル)車にガソリンをいれてしまった場合
![f598c7c31acaff7ef0049d99feeadef0_s](https://www.car-satei.org/wp-content/uploads/2016/11/f598c7c31acaff7ef0049d99feeadef0_s.jpg)
この場合も、同じ様にノッキングがおこり、
マフラーからは白煙が出はじめます。
しかし、ガソリン車に軽油を
入れ間違えるよりもエンジンの損傷は激しく、
大規模修理で高額な修理費が
必要となる場合が多いです。
いかがでしたか?
軽油とガソリンは
どちらも車を走らせる為の燃料ですが、
その性質は全く違います。
エンジンもそれぞれに
合わせた作りですので、
燃料を間違えると車は壊れてしまいます。
最近はセルフのガソリンスタンドが
多いので、特に間違えやすいですね。
自分の車は、
どの油種なのかをしっかり
把握しておきましょう!